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2026.06.30

コラム

犬のシャンプー頻度は月何回が正解?犬種・年齢別の目安をやさしく解説

この記事の結論
犬のシャンプー頻度は、健康な成犬で「月1〜2回」が目安です。大切なのは回数を増やすことではなく、犬種・年齢・季節・生活環境に合わせて調整すること。洗いすぎは皮膚のバリア機能を低下させ、フケ・乾燥・かえって臭いの原因になります。

「シャンプーはどれくらいの頻度がいいの?」「臭いが気になるからもっと洗うべき?」「毎月トリミングに行けないけど大丈夫?」——愛犬との暮らしで、一度は迷うテーマです。 この記事では、犬のシャンプー頻度の基本から、犬種別・年齢別の目安、洗いすぎのリスク、正しい洗い方・乾かし方、臭い対策、よくある質問まで、まとめて解説します。愛犬の皮膚と被毛を守りながら、心地よい毎日を過ごすための参考にしてください。


バスタオルに包まれたシャンプー後の犬

犬のシャンプー頻度は月1〜2回が基本

  • 健康な犬の場合、シャンプーの頻度は「月1〜2回(およそ2〜4週間に1回)」が一般的な目安です。犬の皮膚は人よりも薄くデリケートで、洗いすぎると必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥やかゆみの原因になります。

 

  • 一方で、長期間シャンプーをしないと、次のような状態につながることがあります。
  •  ● 体臭の悪化
  •  ● 皮脂汚れの蓄積
  •  ● 被毛のベタつき・毛玉
  •  ● 皮膚トラブルのリスク上昇

 

  • つまり「洗いすぎ」も「洗わなさすぎ」も避け、適度な頻度を保つことが、皮膚と被毛の健康につながります。
  • 具体的な目安は、このあと犬種別・年齢別の早見表で確認できます。

 

そもそも犬にシャンプーは必要?しないとどうなる?

  • 犬のシャンプーは、被毛の汚れや臭いを洗い流し、皮膚を清潔に保つための大切なケアです。まったく洗わずにいると、皮脂やホコリ・花粉などが被毛に溜まり、ベタつきや体臭、被毛のもつれにつながります。
  • 特に、皮脂が多い犬種や、散歩・外遊びが多い犬は汚れやすいため、定期的なシャンプーで清潔を保つことが、快適な毎日の土台になります。ただし「汚れ=もっと洗う」ではなく、適切な頻度を守ることがポイントです。

犬のシャンプーをしすぎるとどうなる?

    皮膚のバリア機能が低下する

  • 犬の皮膚には、外部の刺激から守るための皮脂があります。シャンプーの回数が多すぎると、この必要な皮脂まで洗い流され、皮膚のバリア機能が低下してしまいます。
  • フケ・かゆみ・乾燥の原因になる

  • バリア機能が落ちて乾燥した皮膚は、フケやかゆみを引き起こしやすくなります。愛犬が頻繁に体を掻いているときは、シャンプーのしすぎも一因かもしれません。
  • 皮脂の過剰分泌で、逆に臭くなることもある

  • 皮脂を落としすぎると、体が不足を補おうと皮脂を過剰に分泌することがあります。結果として被毛がベタつき、雑菌が増えて、かえって臭いが強くなるケースもあります。
⚠ フケ・かゆみ・赤み・脱毛などが続く場合は、洗い方だけの問題ではなく皮膚疾患の可能性もあります。気になる症状があるときは、自己判断で洗う回数を変える前に動物病院(獣医師)に相談しましょう。

【犬種別】シャンプー頻度の目安【早見表】

  • 被毛のタイプによって、汚れやすさやお手入れのしやすさが変わります。まずは早見表で全体像をつかみましょう。
  • 被毛タイプ 目安頻度 代表犬種 ポイント
    短毛種 月1回程度 フレンチブルドッグ・パグ・ビーグル 毛玉になりにくい。皮脂が多い子は月2回まで
    長毛種 月2回程度 トイプードル・マルチーズ・シーズー 毛が絡みやすく汚れやすい。毎日のブラッシング必須
    ダブルコート 月1〜2回 柴犬・ポメラニアン・コーギー 抜け毛が多い。洗う前のブラッシングが重要

    短毛種(フレンチブルドッグ・パグ・ビーグルなど)

    目安は月1回程度。毛玉になりにくく、比較的お手入れしやすい犬種です。ただし皮脂が多く臭いが出やすい子は、月2回程度まで増やすこともあります。

    長毛種(トイプードル・マルチーズ・シーズーなど)

    目安は月2回程度。毛が絡まりやすく汚れも付きやすいため、比較的こまめなケアが必要です。シャンプーの間も、毎日のブラッシングで毛玉を防ぎましょう。

    ダブルコート(柴犬・ポメラニアン・コーギーなど)

    目安は月1〜2回。抜け毛が多く、アンダーコート(下毛)に汚れが溜まりやすい犬種です。洗う前にしっかりブラッシングして抜け毛を取り除くと、洗い上がりと乾きが格段に良くなります。


    ブラッシングされている柴犬

    【年齢別】シャンプー頻度の目安【早見表】

    ライフステージ 目安頻度 ポイント
    子犬(パピー) 月1回程度 ワクチン完了後から。短時間で済ませる
    成犬 月1〜2回 もっとも標準的。運動量・環境で調整
    シニア犬(老犬) 1〜2か月に1回 負担を減らす。部分洗い・蒸しタオルも活用

    子犬のシャンプーはいつから?

    子犬のシャンプーは、ワクチンプログラムが完了してから始めるのが一般的です。目安として、最終ワクチン接種からおよそ2週間後(生後3〜4か月ごろ)以降が一つの基準になります。時期や体調については、かかりつけの獣医師にも確認すると安心です。

    始めたあとも、体力の消耗を防ぐため、最初は短時間で手早く済ませ、少しずつ慣らしていきましょう。頻度は月1回程度が目安です。

    成犬のシャンプー

    もっとも標準的な月1〜2回が目安です。運動量や生活環境(室内中心か、外遊びが多いか)に合わせて調整しましょう

    シニア犬(老犬)のシャンプー

    体力が落ちてくるシニア期は、1〜2か月に1回程度に減らし、負担を軽くすることが大切です。全身を洗うのが難しいときは、汚れた部分だけの部分洗いや、体温程度(40℃以下)の蒸しタオルでの拭き取りも活用しましょう。

    季節によってシャンプー頻度は変えるべき?

    汗や皮脂が増え、臭いも発生しやすい季節です。月2回程度を目安に、清潔を保ちましょう。

    空気が乾燥しやすいため、月1回程度がおすすめです。洗浄力が強すぎるシャンプーは、乾燥を招くので避けましょう。

    梅雨

     ● 室内中心の犬:月1回程度でも十分なことが多い

     ● 毎日長時間散歩する犬:月2回程度を目安に

     ● ドッグランやアウトドアが多い犬:汚れやすいので、部分洗いを併用しながらケア

    散歩頻度・生活環境による違い

    湿気で臭いが気になりますが、回数を増やすより、ブラッシングと「しっかり乾かすこと」を徹底するほうが効果的です。

    正しい犬のシャンプー方法【6ステップ】

    1. ブラッシング:毛玉や抜け毛を取り除く(ダブルコートは特に念入りに)
    2. 予洗い:37〜38℃のぬるま湯で、被毛の根元までしっかり濡らす
    3. シャンプー:ゴシゴシ擦らず、泡で包むようにやさしく洗う
    4. すすぎ:すすぎ残しは皮膚トラブルのもと。ぬめりが消えるまで丁寧に
    5. タオルドライ:タオルで包み込むように、こすらず水気を取る
    6. ドライヤー:根元から完全に乾かす(くわしくは次の章へ)

    泡でやさしく洗われている犬
    ⚠ お湯の温度は37〜38℃が目安です。人が「ややぬるい」と感じる程度。熱すぎるお湯は皮膚の乾燥やのぼせの原因になるため避けましょう。

    実は一番大事!シャンプー後の「乾かし方」

    シャンプーと同じくらい大切なのが、乾かし方です。生乾きのまま放置すると、雑菌が繁殖して臭いや皮膚トラブルの原因になります。

     ● 自然乾燥はNG:生乾きの状態が長いと雑菌が増えやすい

     ● ドライヤーは20〜30cm離す:一点に当て続けず、低温やけどに注意

     ● 根元から乾かす:表面だけでなく、アンダーコートや皮膚の近くまでしっかり

     ● 仕上げに冷風:熱がこもらず、被毛が落ち着く


    ドライヤーで乾かされている犬

    犬がシャンプーを嫌がる・暴れるときの対処法

    シャンプーが苦手な子は少なくありません。無理に押さえつけると、ますます嫌いになってしまいます。次の工夫で、少しずつ慣らしていきましょう。

     ● お湯は後ろ足から少しずつかけ、顔まわりは最後に

     ● やさしく声をかけながら、短時間で手早く

     ● 終わったらおやつや遊びでごほうび、良い記憶に

     ● まずは足だけ濡らすなど、段階的にステップアップ


    飼い主にやさしくケアされる犬

    自宅シャンプー vs トリミングサロン

    自宅とサロン、それぞれに良さがあります。愛犬の性格や被毛タイプ、ご家庭の状況に合わせて使い分けましょう。

    自宅シャンプー トリミングサロン
    費用 低い(道具代のみ) 1回あたりの費用がかかる(シャンプーのみで中小型犬3,000〜6,000円が目安)
    手軽さ こまめにできる 予約・来店が必要
    メリット スキンシップ・コスト 肛門腺ケアやカット、皮膚・被毛の変化に気づいてもらえる

    「2〜3か月に1回サロン」というご家庭は、その間を自宅での部分洗いや日常ケアで補うと、清潔を保ちやすくなります。

    犬が臭いとき、シャンプー回数を増やすべき?

    臭いが気になるからといって、毎週シャンプーするのはおすすめできません。まずは臭いの原因を確認しましょう

     ● 耳の汚れ・臭い

     ● 口臭

     ● 肛門腺

     ● 皮膚炎

     ● 被毛の乾燥不足(生乾き)

    ⚠ 耳・口・皮膚の異常な臭いは、病気のサインのこともあります。気になる場合は動物病院(獣医師)に相談を。日常の臭い対策としては、毎日のブラッシング、被毛をしっかり乾かすこと、グルーミングスプレーの活用が役立ちます。

    シャンプー以外で愛犬を清潔に保つ方法

    毎日のブラッシング

    抜け毛やホコリを取り除き、臭い予防にもつながります。被毛のもつれ防止にも効果的です。(くわしくは「犬のブラッシングのやり方」の記事もご覧ください)

    足裏・お尻の部分洗い

    汚れやすい部分だけを洗うことで、全身を洗うより皮膚への負担を抑えられます。

    グルーミングスプレーの活用

    被毛のお手入れや静電気対策に役立ち、シャンプーの間隔を心地よく保つサポートになります。

    犬のシャンプー頻度に関するよくある質問

    Q. 犬は毎週シャンプーしても大丈夫?
    A. 健康な犬では、毎週のシャンプーはおすすめできません。獣医師の指示がある薬用シャンプーの場合を除き、月1〜2回が目安です。
    Q. 人間用シャンプーは使える?
    A. おすすめできません。犬と人では皮膚の性質(pHや厚さ)が異なり、人の皮膚は犬よりも厚めです。犬の皮膚に合わせて作られた犬用シャンプーを使いましょう。
    Q. トリミングサロンだけで十分?
    A. サロン利用が月1回程度なら問題ないことが多いです。2〜3か月に1回の場合は、自宅での部分洗いや日常ケアも取り入れると安心です。
    Q. シャンプーをあまりしない方がいい犬種は?
    A. 犬種というより皮膚の状態次第です。乾燥肌・敏感肌の子は洗いすぎに注意し、低刺激のシャンプーを選ぶとよいでしょう。気になる場合は獣医師に相談を。
    まとめ|愛犬に合ったシャンプー習慣を見つけよう
    • 犬のシャンプー頻度は、健康な成犬で月1〜2回が基本です。ただし、犬種・年齢・季節・皮膚の状態・生活環境によって最適な頻度は変わります。
    • 大切なのは「たくさん洗うこと」ではなく、「愛犬の皮膚と被毛の状態に合わせること」。毎日のブラッシングや、しっかり乾かす習慣も取り入れながら、愛犬にとって心地よいシャンプー習慣を続けていきましょう。

    ▼ ご案内
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    運営者
    株式会社ヤスモク(ペットケアブランド「ARAIBA」運営)

    出典
    WSAVA(World Small Animal Veterinary Association)皮膚科関連資料/MSD Veterinary Manual(犬の皮膚・外用療法)/AAHA Canine Vaccination Guidelines(子犬のワクチン)/環境省「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」

    更新日
    2026年6月30日

    本記事は一般的な情報提供を目的として作成しています。愛犬・愛猫の体調に異変が見られる場合は、獣医師へご相談ください。